満月の夜に
今日は満月
露天風呂に入り、期待した心
空は生憎の隈なし雲
萎えた心を海水に混じれた湯に溶かす
しばらく
分厚い雲が切れ間を見せた
そこから覗くのは満月
切れ間から見える月はまるで神の目のようで
そこにいた僕は圧倒される
当に蛇に睨まれたカエルのように、全てが見透かされるように湯の中ですくんでしまう
そしてまた分厚い雲
暗闇が海と空を支配する
灯るのは一点の誘導灯のみ
彼はこれから出る船を見つめたまま寒空に光り続ける
気配り
気遣いには優先度を必ず設けるべきだ
多方向に神経を使わなければならない場面、例えば宴会において、誰にまず一番の気遣いをせねばならぬのか。
会社なら社長や会長、それに準ずる高地位の人。誕生日会なら誕生日の人と、必ず一番気を使わなければならない「ゲスト」がいる。
最近の日本において、これを意識しないで物事を進める傾向がある。
これにより気配りが右往左往してしまい、最悪の場合ゲストに十分なおもてなしができなくなる。
方言のリズム
方言にはリズムというかなんか流れがあるのを感じる
鹿児島に帰ってくると自然と鹿児島弁になるのも、そのリズムに逆らわないように自動でアジャストされるようなもの
そのリズムがいちばん完成されてるのが関西弁なんじゃないかって思う
誰でもサッと真似できるってすごいしなんとなくでも掴めるのがそれを物語ってるよね
方言きいてると、鹿児島と東北のリズムが少し似てるのも不思議なんだよね、寒くて凍るから口をあまり開かない東北地方の言葉が暖かく口を開きまくる鹿児島の言葉に似てるってすげえミステリー
素敵😃
偽善
うちの家系は複雑な事情を抱えている
小さい頃からそれを見てきたから、普通のことなんだけど
改めて考えると酷い話だ
子供でもわかるほどの偽善というか欺瞞が蔓延っていたんだよな。それをなんとなく感じ取って、生きやすい性格に変えた
君は寡黙で優秀で大人への受け答えもしっかりとしているね、なんて毎回言われていたけど
そんなんそれこそ作りまくった自分だよ。やり込みすぎて普通になったけど
本来自分でやりたいことできるなら騒ぎまくってタトゥー入れまくって歌だけ歌ってたいけど
生きるためだからな
何か話せばとりあえず否定されるんじゃ、話す気も失せるんよな
そうこうして、聞かれたら答えるスタンスを確立したら寡黙で優秀な自分ができあがったわけだ
心配してるつもりで聞いてくることとかもそんなん「話さないこいつに話してやった」くらいのことしか考えてないだろ
自己満足の偽善者が気安く話しかけんな
強烈な人
何にしても強烈な人は記憶に残りやすい
強烈に変わってる人、強烈にいいにおいする人、強烈に顔の良い人、強烈に何かが上手い人(もちろん逆もね)
そういう人になりたいわけじゃないけど意識しないでそういう位置持ってる人ってかなり爆アドだよね
まあでもそれって数多の「普遍」があるからこそ「強烈」なだけかもね
その強烈を普遍なしに打ち出せたら本物だけど、ほぼ無理なんだよね。理不尽でしかないけどそうなんだよね。
雪と雨
雨より雪のほうが冷たいけど、ゆっくり降ってくるからなんとなくやさしい
雪より雨のほうが濡れるけど、なんとなく心の悪いところをつれてってくれる
雪はつもるのが美しい
雨は窓越しに見るのが美しい
ほんとになんとなくだけど、晴れより面白い
でも晴れがすき
そんで雨があがった後の虹は最高にすき
夜道
フードかぶって夜道を闊歩すると海外の人が多いように思う。
もちろん労働者として、だ。
日本人がやらないこと、やりたくないことを彼らに押し付けているようで嫌だ
変わってやらうとも思わないけどどうにかならんかな、という気持ちも生み出す
新聞配達が忙しそうだし、家に帰るとする